dotFesの回顧録

dotFesが終わってもう少し時間が経ってしまいましたが、忘れないうちにいろいろとメモしておこうと思います。

Web Designingさんと共同ではじめたこのイベントですが、第1回目ということもあり、僕自身もこの規模のイベントをしたことがなかったので、「本当に無事終わるのか?」とかなり心配でしたが、なんとか終わることができてほっとしています。

以下運営側からみた、反省点や気づいた点です。

・雨天のときの運営について

今回はこの雨が一番大変でした。体育の日の次の日だから雨はあまり降らないだろうと勝手に思い込んでいたのですが、見事に降られました。それもイベントの日だけです。
前日準備のときは見事に晴天で、外で休憩しているときとても気持ちよかったのに。

今回は校庭にも少しでてもらい、小学校の雰囲気を味わってもらおうと思ったのですが、それができなかったので残念です。
あとは雨のときは違う誘導を考えるとか、人が休める場所を確保するとかシミュレーションしないといけないですね。

前日まではこのように晴天でした。
sunny

イベントが始まる直前に雨が降ってきました。どうしてこの日だけ?
rain_kaijo

外の誘導スタッフはたいへんでした。お疲れ様でした。
rain_man

・建物内の誘導について

上に書いている雨のせいもあるんですけど、人が急激に動き出したときに廊下に人があふれてしまって、最初はものすごい混雑してしまいました。

今回は校庭側の扉は使わないようにしていたのですが、この扉も開放して人が流れるような誘導を考えていたほうがよかった感じです。

最初は人が急激に動き出すことで廊下がかなり混雑していまいました。

会場となった芸能花伝舎さんは通常は演劇などをしている人へ稽古場として貸しています。
その他2階にはオフィスなども入っているので、範囲を限定して人を誘導しないといけないようになっていました。
map

・複数教室での講演開催について

Adobeさんが開催しているMAXではセミナーが複数同時に進行していって、それを自由に選択できるようになっています。
今回も3会場同時に進行していって、興味のある会場にいってもらうということにしましたが、会場によってキャパが違うので、満席で全然入れないところもでてきました。

このあたりは事前に整理券を配るとか、予約制にするとかの仕組みを導入してもよかったかなと思います。

また、同時開催でも少し時間がかぶっているので、途中退席をした人もいるようです。このあたりの時間配分も今後気をつけないといけないです。

教室のまわりにはかなり人が並んでいました。混雑して見れなかった人ごめんなさい。
roka

・会場について

今回は小学校の跡地を使うということが、イベントのひとつの特徴だったと思います。
僕たちも最初に会場に見学にいってみて、教室の机に座ったりして、こんな懐かしい場所でイベントができたらなんとすばらしいだろうと思いました。

実際イベントをしてみて、ここでできたのはとても満足でした。そういう意味では成功だと思っています。
ただ、気をつけないといけないのは、この会場はイベント会場ではなく、ただのイベントもしようと思えばできる箱だということです。

つまり、音響もライトもないし、会場の設営の人もいないということです。ということで今回は音響やライト、プロジェクタ、テントなど机と椅子以外はほとんどレンタルしてこちらで組み立てたものです。
会場に特徴があればあるほどそういった設営の費用や手間がかかるだなと実感しました。

今後dotFesを続けていく上でも会場選びというのは重要だなと思いました。
まあ今回の会場は苦労はしましたが、大満足です。

見学のときの体育館です。何も設備がなくてがらんがらんです。
taiikukan_before

後ろから見ると少しわかるのですが、プロジェクターは観客席の後ろに設置してありました。
その他スクリーンや音響などすべて前日に持ち込んで組み立てました。
taiikukan_after

机なども普段は片付けられているのですが、前日に各教室に運んで並べました。本当に学園祭な感じでした。
desk

・クリエイティブ大喜利について

メインステージの最後の講演です。ウェブで活躍している人たちにお題を出し、それに対する作品を作って答えてもらうというものです。

これを最後にもってきたのは、もちろんイベントの最後の締めとして、どっと盛り上がり、お客さんに満足して帰ってもらいたいという意図でした。
このプログラムはイベント企画のミーティングからすごく盛り上がり、とても楽しみにしていたのですが、反面実はとても不安でした。

というのも、こんな笑いをねらったプログラムなんて今までしたこともないし、僕たちや出演者もそもそもお笑いを稼業としている人間ではないからです。
もし当日全然うけなかったらどうしよう?いや、これはうけ狙いのプログラミングではなく、みんなに「なるほど」と思わせるだけでも成功だ。などと始まるまでは本当に気が気でなかったです。
もちろん出演者の方々はそれ以上だったと思います。なんせ自分の作品がみんなの前で評価されるわけですからね。

実際終わってみての感想は「このプログラムやって本当によかった。」です。むしろこのプログラムがなかったらdotFesの特徴は半減したのかなとも思いました。それくらい楽しかったです。

もともと「通常のセミナー形式のイベントは世の中いろいろあるけど、学園祭のようなみんなが楽しめるイベントなんてないよね?」ということではじめたイベントなので、このクリエイティブ大喜利を実行できたのは本当に意義のあることかなと、僕自身は満足しています。

クリエイティブ大喜利に参加された人たち。みなさん本当にありがとうございました。
oogiri

ステージの横に少しスペースがあり、そこでゲストの方は待機します。皆さん少し緊張している感じでした。
hikaeshitsu

・その他

今回のイベントは学園祭みたいなものをやりたいということもあり、いろんな面白そうだなあと思った演出をいろいろと組み込んでみました。
それが、イベントの特色をだせたかなと思っています。講演内容とはほとんど関係ないのですが、こういうのをいれることで少し印象を変えられるんだなと実感しました。

各会場の幕間に流れていたdotFesクロックです。lightningの美馬さんとbe-interacticeの新藤さんが作ってくれました。Flash Player 10の新機能を使って、音と連動しています。
こちらからもみれます。
http://www.be-interactive.org/works/dotfes/clock.html

dotfesclock

リクルートさんが提供してくれたワンクリック兄さん?です。机の上にあるマウスを押すと「ワンクリック!」と叫んで腕立て伏せをしてくれます。
oneclick

redbullガールが来て、講演の合間にredbullを配ってくれました。
redbullgirl

車もredbullで登場です。
redbullcar

CS組の教室は人数の制限があるので、モニタを設置して中が見れるようしました。
monitor

・今後について

今回第1回目となったdotFesですが、もちろん今後も続けていきたいと思っています。
いろいろと反省点などもありましたが、僕たちもWeb Designingさんも今回のイベントにはとても満足していて、次回はどうしようかという話を近々する予定です。

上にも少し書きましたが、ツールの使い方など技術や知識の習得のセミナーはたくさんあると思うのですが、もっとそれ以外でも刺激を受けられる場所や集まりがあってもいいんじゃないかと僕は思っています。
それが何かは僕にもはっきりとはわかりませんが、このイベントはまた参加したいとか、このイベントに行けばモチベーションがあがるとか、まあライブを見にいくような感じのものがしたいです。

まずは継続して開催するというのと、地方などでもできればいいなとか想像だけはしています。
ということで参加された方本当にありがとうございました。もし興味ありましたらぜひ次回もよろしくお願いします。

ちなみにdotFesのブログにはもう少したくさんの写真が載っています。
http://blog.dotfes.jp/?eid=724976