「Flashクリエイターになるための教科書」本でました

Flashクリエイターになるための教科書

今度は僕たちが書いた本です。
偶然にも前回の浦野くんの本とほぼ同じ時期にでました。

前々から授業で使う教科書を自分たちで作りたいなと思っていて、ちょうど毎日コミュニケーションズさんから本の話があったので、授業にも使えるような内容の本を作りました。


授業では、逆引き辞典などを使っていたのですが、ActionScript3.0の本だとカバーする範囲広くなってしまうので、重要なところの解説がなかなかカバーできないものが多いなと思っていました。
昔のActionScriptの逆引き辞典でいいのがいくつかあったのですが、すでに絶版になっており、参考書はどれにしたいいのかいつも迷っていたところに話をいただき、こういった本を書きました。

ということで、自分たちで重要だと思うところはできるだけ細かく説明し、それ以外のところはほぼ省いています。

せっかくなので、僕自身が読み返してレビューしてみました。

— よかった点
・function、for、配列などはだいたいどの作品を作るにも必要なのですが、重要な部分は結構丁寧に説明できたのではないかと思います。
・概念で分かりにくいところはできるだけ図や絵などで解説を付け加えたのですが、それが結構目にとまっていい感じです。
・サンプルは授業でみんながやってみたい内容を参考に作りました。興味のあるサンプルを見てから技術を学んでいくという趣旨はぶれずに表現できたかと思います。

— 改善したい点
・2章の辞書機能部分は、「必ず必要な技術」とやりたいことによって「追加で覚えたい技術」を分けたのですが、その振り分けの意図がちょっとうまく表現できていない感じがしました。
このあたりはもう少し最初に詳しく説明したほうがよかったです。
・「~がしたい」という要望の人にとっては、逆引き検索をしたいと思うのですが、その逆引きが少し難しいなと思いました。これは上の問題とも関連するのですが、これは僕たちが必要な技術とそうでない技術を振り分けて順番を決めたために、通常の順番で調べたい人には逆に検索が難しくなった感じです。

ということで、本を作る際には、印刷が始まるまでできるだけ内容を吟味するのですが、手にとって全体を一覧することで、やっとわかることも多いんだなと改めて思いました。
ちなみに本は手にとってぱらぱらと見ていくのが一番楽しいですね。できあがった印刷物を見るとすごくテンションがあがります。このあたりは本とWEBが決定的に違う点ですね。